実務経験以外に重要視されるものとは
経理事務の採用にあたり、実務経験以外に重視される要素の第一位は「人柄」です。人柄に関することは実務経験があっても同様で、実務経験が少し低い程度ならば、人柄が良い方が選ばれることも珍しくありません。
仕事を円滑に進めるためには、人間関係がスムーズに行くことが大切です。そのため、場の空気が読め、気遣いのできる人が好まれます。仕事を大局から見ることができ、自分の手が空いていたら他人のサポートに入るなど気配りのできる人は、どの会社でも欲しがる人材です。ただし、これは日系企業と外資系企業で違ってきます。
人柄以外にも、身だしなみや時間を守る等社会人としての一般常識を持ち合わせているか、割り振られた仕事は責任感を持ってやりとげることができるか、仕事が早いかなどを、面接官はプロの目で見ていきます。尚、営業事務には伝票関係の経理業務が含まれていることもありますので、その経験があると有利な場合があります。また、最近ではパソコンを使わない会社はありませんので、ワード・エクセルやEメール等はある程度使いこなせることが必須です。上級レベルに使えるならば、それを積極的にアピールしていきましょう。
経理事務を採用して、たまたま経理経験がない、または経験が少ない人ばかり集まるということも考えられます。実務経験以外もおろそかにせず、採用へのポイントアップにつなげましょう。